水と言葉の井戸端会議

気ままに商い中。ごゆるりとしてって下さい。

全体像からみた指導

f:id:jam_taku:20200723152344j:image

 

色々な考え方や

色々な正義や常識が存在する

 

それも人の数だけ

 

昔はそれを

宗教という信仰によって

 

統一化されてきた時代もあったが

現代では

そこに自由という責任が課された。

 

 

だからこそ

人を批判する権利など人にはなく

人を揶揄する権利も人にはない

 

金子みすゞが伝えた

皆んな違くて皆んないい

 

そんな言葉で世界が溢れてくれたら

 

米川は嬉しいと感じます。

 

 

 

前振りが長くなりましたが

今回のブログでは

泳ぎの本質について書き綴ります。

 

 

本質なんて難しい言葉を使いましたが

これは選手だけでなく

指導者にとっても重要なことです。

 

 

泳ぎを考える

今よりもっと良くしていくうえで

 

動作の流れを掴む

ということは何よりも重要な視点です。

 

 

この視点がなければ

泳ぎは小手先だけ改善されるだけで

 

 

下手をすれば

その選手のバランス自体を大きく崩してしまう

 

そのひとつの例として

歯を矯正した選手のパフォーマンスが低下した

 

なんてことが良くあるほどです。

 

 

これは本来の噛み合わせが変わり

泳ぎのバランスも崩れたことが大きな要因です

 

 

このように噛み合わせひとつで

人の身体というのはバランスを崩します。

 

側から見たら

その選手の泳ぎは雑に見えたとしても

 

それこそが

その選手のバランスを保つ

最適な泳ぎの場合があります。

 

 

そういう場合は

根本から崩すのではなく

 

その泳ぎの流れを見極めて

改善するべき箇所と残すべき箇所を

的確に判断しなければなりません。

 

 

動作の流れは

悪いところだけ見ていても見えず

 

泳ぎの全体像から見る必要があります。

 

 

キャッチ、フィニッシュ、リカバリ

キックなど部分的視点ではなく

 

それはも含めた

泳ぎをひとつの流れと捉えて見る視点です

 

 

例えば

ある動作時に動きが止まる

 

ストロークのテンポがどこかで止まる

 

進みが悪くなる

 

そんな一見抽象的だと思える視点が

実は最も重要だとワタシは考えています。

 

 

そこから

そこの動きを止めている箇所を探し

 

そこの流れをよくするには

どこの動作を修正すべきか

 

しかし

どこを修正してはいけないか

 

 

そのようにアプローチすることで

その選手の軸となる部分は残しつつ

 

泳ぎは改善されていきます。

 

 

 

キャッチが下手だから

キャッチを直す。ではやく

 

 

キャッチが良くない理由は

泳ぎのどこに問題があるのか

 

 

車で例えるなら

エンジンがかからない

 

その理由は

エンジン自体に問題があるのか

 

それともガス欠なのか

はたまた違う理由なのか

 

 

というようなイメージです。

 

 

いかがでしょうか?

悪く見えるところを直すのではなく

 

悪く見える原因を直す指導

 

 

なによりも難しく

なによりも重要な視点です

 

ではまた