確かに
命というものは
何よりも大切で
何よりも尊い
一番に優先しなければいけないもの
コレに例外はない
しかし
オリンピックという舞台に向け
日々トレーニングを積んでいる
アスリート
コーチ
スタッフ
彼らにとって
その舞台とは
友人や
恋人
そして、家族
様々な
尊い時間を
犠牲にしてでも
目指している
最短でも
4年間という期間をかけ
それはまさに
命を削る所業の如く
そんな世界を
数年とは言え携わっていた
私だからこそ
思うことは多く
軽々しく
命が大切だから
とは言えない。
1年とは
本当にあっという間に過ぎる
しかし
身体とは日々変化し
年齢を重ねれば
必ず老いていくもの
1年あれば
過去のパフォーマンスを
発揮できなくなることもある
今年にかけてきた
全てを犠牲にしてきた
そんな選手がいるなかで
命が一番大切だからと
軽々しく言葉になんか出来ず
この延期によって
終わりを告げられる選手も
なかにはいる。
ヒトは
そんなに弱くはない
しかし
ヒトは
そんなに強くもない
あの夢の舞台を戦おうとしている
彼らには
応援してくれるヒト
支えてくれる人がいる
そういう方々に
延期になったからと言って
弱音など吐けず
無理矢理
前を向かなければいけない
だが
そんなに簡単に切り替えられるほど
甘い世界ではないということ
言い聞かせるしかない。
これはあくまで
私の勝手な意見かもしれないが
それぞれ
アスリートやコーチ
スタッフの努力を間近で見ていたからこそ
言葉が詰まる。
資金の問題
生活の問題
身体能力の問題
命が大切と決断をして下さった延期
その先には
その先を目指すための
課題が山積みだ
どうしようならないこともある
でも
だからといって
仕方ないことで
終わらせてはいけない
延期になったからこそ
残されたアスリートやスタッフの
サポート体制に目を向ける
重要だと考える。
延期になって
前を向いているから
大丈夫
ではなく
確実に
心は削られている
そこのサポートも
忘れないで欲しい
4年間かけて
オリンピックという舞台を目指してた
関係者の
ダメージは常人には
測ることの許されない領域
あの世界は
本当に心が削られる
それを
知っているからこそ
多くの方にも
知ってもらいたい
命が大切だから
延期になって良かった
それだけでは済まない
問題であるということ
それで諦め切れるような
世界ではないということ
死を覚悟して
取り組んでいたアスリートも
いるということを
かなり
私情的意見になりましたが
ではまた