水と言葉の井戸端会議

気ままに商い中。ごゆるりとしてって下さい。

死ぬぐらいなら現役引退して。(現役引退の真実)

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どうも米川です。

 

予め伝えておきます。

 

今回の内容は

物凄く重い内容となっております。

 

あしからず。

 

タイトルは

その時に今の嫁に言われた

 

一言です。笑

 

 

はじまります。。

 

 

大学を卒業してからも

競泳の競技者として

 

まだまだ戦いたい。

あの舞台にいたい。

 

という思いと

 

競技者として

水泳を行うことが

 

たまらなく

 

好きだったことから

 

 

現役を続ける選択をした。

 

 

 

 

しかし、

現役を続けるにも

 

正直、記録も結果も伴わず

 

それでも

自分がやりたいからと

 

親のスネをかじってでも

 

選んだ選択だった。

 

 

 

当時、練習拠点が

八王子だったために

 

毎日、車で

早朝2時間かけ練習に向かい

 

帰路は

3時間かかることも普通だった。

 

 

それでも

自分の可能性を信じ

 

コーチを信じて

 

大好きな水泳と向き合い

 

全力で戦っていた。

 

 

そんな日常も

気がつけば2年以上が経過し

 

 

ある頃から

 

意欲や精神状態に

変化が生じていた。

 

 

 

練習に行く

それが憂鬱になったり

 

泳ぐ事への

不安が募った。

 

 

練習でうまくいっても

試合ではうまくいかない。

 

そんなことも

当たり前として流れていった。

 

 

やりたくて

やりたくて

 

覚悟を決めて選んだ道だったが

 

気がつけば

いつのまにか

 

やりがい

 

よりも

 

義務感がまさっていた。

 

不安や

申し訳なさ

 

薄れた意欲に

期待感

 

矛盾が矛盾を呼び

色んな感情が入り混じり

 

心のコップは

溢れ続けていたのかもしれない。

 

そして、

ある合宿の練習中に

 

 

ソレは訪れた。

 

 

 

高強度のトレーニングの最中に

急に呼吸の仕方が分からなくなる

 

呼吸が出来ない。

 

溺れた。

 

競泳を20年以上やってる

 

大の大人が溺れた。

 

 

水から顔を出せば

呼吸は出来る。

 

そんな当たり前のことなのに

 

 

それが分からなくなり

 

水の中で呼吸をし

水を飲んでは

 

もがいた。

 

 

水から上がっても

震えが止まらず

 

涙が止まらなくなった。

 

水が怖い

 

 

その日は

水を見るだけで

溺れるんじゃないかと

 

考えてしまい

 

水さえも飲めなくなった。

 

 

 

 

パニック症候群だった。

 

 

4日ほどしたら

水に入れるようになったが

 

泳げない

 

足を浮かすと

溺れた瞬間がよぎる。

 

怖い。

怖い。

 

立てる深さなのに

 

怖い。

 

泳げなかった。

 

 

何日かは

ウォーキングだけで

 

精一杯。

 

1週間たって

少し泳げるようになったが

 

それでも脈を上げられず

 

 

流す程度しか泳げない。

 

 

 

 

合宿から帰り

念のため病院に足を運ぶことにした

 

診察

血液検査と

カウンセリングを受け

 

医師から言われたのは

 

『オーバートレーニング症候群』

 

それも

2年近くその状態だった可能性がある

 

そう言われた。

 

 

 

自覚症状を聞かれ

その時は

思い浮かばなかったが

 

医師と会話をしていくと

おかしな点は多々あった。

 

 

車を運転しているとき

これぐらいの速度で壁にぶつかれば

 

死にはしないだろうけど

怪我をして泳がなくてすむ。

 

 

 

二階ぐらいの高さにいると

ここから落ちても死にはしないが

 

泳げなくなるだろうな。

 

 

そんなことを考え

 

無意識に

そっちへ

 

身体が流れてしまうことが

 

多々あった。

 

運転中だと

気がつけば壁の方に走る。

 

そんなことも

 

 

 

ただ、疲れているだけ

休めば治る。

 

 

疲れてるから

疲れてるから

 

 

そう自分に

言い聞かせていたのかもしれない

 

今考えれば重症だ

 

 

 

 

生きてて良かった。

 

 

今だから心底

 

そう思う。

 

 

パニック症候群になったこと

オーバートレーニング症候群だったこと

 

 

ショックだったのは

それらではなく

 

 

 

あんなに好きだった水泳が

あんなに大好きだった水泳を

 

嫌いになる寸前に

 

立っている

 

そんな

自分に気がついたことに

 

 

ショックだった。

 

 

そして、そんな状況だったこと

その時まで気がつかなかったことに

 

落ち込んだ。

 

 

 

そして、

水泳が完全に嫌いになる前に

 

 

競技者から退くことを

 

決めた。

 

 

 

 

 

そう決めた瞬間から

びっくりするぐらい

楽になるのが分かった。

 

 

勝手に自分で

重荷を背負い

 

そして、

勝手に潰れただけ。

 

 

自分自身の

未熟さと無知さ加減が

 

今でも恥ずかしい。

 

 

 

身体の疲労も相当キツイが

 

心の疲労

 

冗談抜きで恐ろしい。

 

恐ろしい。

 

 

取り返しがつかなくなることもある。

それも最悪の形として

 

 

そんな経験をした

 

僕が

 

多くの方に

知ってもらいたいのは

 

選手

アスリートとは

 

 

常に

オーバートレーニング症候群の

予備軍であるということ。

 

 

そうでなければ

戦い抜くことも

 

強くなることも

出来ないのは事実。

 

だからこそ

 

 

そこの一線を超え

オーバートレーニング症候群に

 

持っていかれないよう

 

 

レーニン

アスリート

 

身体や心

 

そしてヒトを

 

深部の

深部まで

 

学び

 

学び

 

学び続け

 

理解し

 

活用する

 

それを

繰り返し、繰り返し

 

超えてはいけない

一線を超えないよう

 

ギリギリに挑戦し続ける

準備を怠らないことが

 

なによりも大切なんだと

 

伝えたい。

 

選手を導くのは指導者

選手を守るのも指導者

 

 

選手自身も

指導者に甘えず

 

自分の身は自分で守れるよう

 

常に学びの姿勢を持ち

指導者と密なコミュニケーションを

取らなければならない。

 

これは大袈裟ではなく

自分の命を指導者に預ける覚悟がなければ

 

トップを狙うアスリートは

戦い抜く事は出来ないと

 

強く感じている。

 

 

 

 

 

ほんと生きてて良かった。

 

 

 

今では

当時死ぬんじゃないかというぐらい

 

苦しく辛かった経験も

 

 

財産であり

それは最大の武器となった

 

 

 

心を潰したからこそ

見える世界があり

 

そこにも

可能性が大きく広がっている。

 

 

それを

より多くの人に伝えていきたい

 

 

 

ほんと辛かったけど

今はでは水泳大好きです。

 

 

泳ぐことも大好きです。

 

 

 

殴り書きのように

書き綴ったため

 

支離滅裂ですが

 

是非、参考にして頂けたら幸いです。

 

 

 

では、また。